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劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」の感想を手紙に書こうとするも手が震えてなかなか書けない男性(35歳)の手記【ネタバレあり】

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この記事にはネタバレがあります

どうも、先ほど劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」を見てきたねこぞーです。

予告編の段階で泣かされる覚悟はしていましたが…

ねこぞー
ねこぞー
もうね、泣きすぎて目が痛いです。

結論から書きますと…

私の中ではぶっちぎりで今年No1の作品。

シナリオ・映像・音楽・声優・演出

どれも非の打ち所がない名作でした。

劇場版もここがすごい!
  • 音楽
  • 映像
  • シナリオ

この作品はぜひ映画館に足を運んで見て欲しいです。

圧巻の映像美は最適化された劇場の施設で見ればこそ。

この作品はまるで、フェルメールが描く光と影のような芸術性をはらんでいます。

繊細な「夜の暗闇」の描写も多いため、劇場で見ないと魅力が減ってしまうかも。

また、音楽も素晴らしいですから、映画館の音響で聞けば感動も深まりますよ。

 

アニメ版を見ていなくても楽しめる?

ご質問をいただいたので書いておきます。

私見ではありますが、アニメ版(または原作)を一通り見てからこの映画を見た方がいいと思います。

理由としては、アニメ版の内容を知っていると「あぁぁ!」と感動できるポイントがいくつか増えるからです。

アニメ版を知らないと、その部分では感動できない訳でして…

それで映画版を最大限に楽しめますか?と聞かれれば、微妙だと答えざるをえません。

 

それでは、さっそく感想を綴っていきます。

が…

ここからはネタバレを含みます。

前情報は一切なしで本編を楽しみたい!

という方は、あらすじや入場者特典が書いてある下記の記事をご覧ください。

https://vod-queen.com/violet_gaiden_news/

一応、原作小説が存在する作品なので、ストーリーを網羅するような書き方はしません。

この記事を読んでくださった方が

えぇい!てやんでぇい!見たくなっちまったぜい!今すぐ劇場で見てくらぁ!ばろめ!

こうなるような素晴らしい感想にしたいと思っています。

それでは、しばしお付き合いください。

筆者の視聴歴:アニメ版は2周ほど視聴。小説版は未読です。

劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」のストーリーと感想

この映画は前半と後半で2つのパートに分けられます。

  • 前半:ヴァイオレットとイザベラの物語。姉から妹への想いを届ける「イザベラ編」
  • 後半:ヴァイオレットとテイラーの物語。妹から姉への想いを届ける「テイラー編」

この2人は血の繋がっていない姉妹です。

姉のイザベラ・ヨークは大貴族ヨーク家の跡取り娘ですが…

父親に拾われるまでの少女時代は、身寄りのない孤児として戦火の中を1人で生きていました。

その時の彼女の名は「エイミー・バートレット

一人称は「ボク

 

明日をも知れない生活を送るエイミーはある日、道端に捨てられていた幼いテイラーを見つけます。

自身の境遇を呪っていたエイミーは捨てられたテイラーを見て

「この娘を幸せにする」

と決心します。

それは自分をこんな境遇に追いやった世界への復讐。

それと同時に「何か大切なもの」を手に入れるための選択でした。

 

束の間の蜜月。

 

エイミーとテイラーは、極貧ながらも笑顔に溢れる共同生活をスタートします。

テイラーは字が読めませんし、言葉をうまく話すこともできませんが、

「ねえね〜!」(お姉ちゃんの意味)

と、満面の笑みで何度もエイミーに呼びかけます。

エイミーはそう呼ばれるたびに幸せそうに微笑むのでした。

 

しかし、現実は厳しい。

幼い少女2人だけで生きていくのもそろそろ限界か…と思われたある日。

父親を名乗るヨーク家の貴族が現れ、エイミーに残酷な選択を迫ります。

「私と一緒にくれば、その娘(テイラー)の面倒も見てやる」

(エイミーは、いわゆるめかけの子だったと思われます)

それは大事なテイラーとの別れを意味する選択。

しかし、エイミーはテイラーを守るためにヨーク家の跡取り娘になることを承諾します。

 

そして、2人は引き離されました。

エイミーはイザベラ・ヨークとして全寮制の女学園へ。

テイラーは孤児院に連れて行かれます。

 

以上が回想シーンで綴られる2人の物語です。

別れのシーンではテイラーが

「ねえねぇえ〜〜〜!!!」

張り裂けそうな声で何度もそう叫び、エイミーを呼び止めようとします。

振り向きたくて仕方がないのに、必死でこらえてエイミーはその場を立ち去ります。

 

ねこぞー
ねこぞー
このシーンは大号泣!嗚咽を我慢するのがつらかったです…

 

それでは、前半パートの見所と感想から書き始めます。

前半:イザベラ編

孤児として生活していたイザベラは、大貴族ヨーク家の父親に拾われ、男子禁制の全寮制女学園に放り込まれます。

淑女としての英才教育を受けさせ、由緒ある他の貴族の家に嫁がせるのが目的です。

 

 

そんなイザベラの教育係としてヴァイオレットが登場。

ヴァイオレットの本業は自動手記人形(ドール)として手紙を代筆することですが、今回は王族からの依頼なので断ることができず、3ヶ月間もイザベラと生活をともにすることに。

イザベラには孤児だった過去があり、女学園に通う他の令嬢たちとは出自がまったく異なります。

その疎外感や引き離されたテイラーへの思いから、学園での生活に馴染めず、自暴自棄になっている様子。

 

 

ヴァイオレットも最初はまったく受け入れてもらえず

「教育に関わること以外は私に話しかけないで」

と避けられてしまいます。

 

それでもヴァイオレットは教育係として甲斐甲斐しくイザベラのお世話を続けます。

 

ある夜、もともと呼吸器が弱いイザベラが喘息のような発作を起こします。

苦しむイザベラにそっと寄り添い、朝まで一睡もせずに看病するヴァイオレット。

 

それをきっかけに、イザベラは少しずつヴァイオレットに心を開き始めます。

  • はじめて他人と一緒にお風呂に入ったり
  • 妹としていたように同じベッドで眠ったり
  • お互いの髪の毛を結ってあげたり
  • 舞踏会のダンスの練習を毎日2人で繰り返したり

 

気がつけば、イザベラとヴァイオレットは「初めての友達」になっています。

 

舞台が女学園ということもあって、前半パートの雰囲気はものすごく百合っぽいです。

ヴァイオレットは眉目秀麗な男役、イザベラは病弱な娘役、という感じ。

周りの良家のお嬢様たちは「きゃ〜ヴァイオレット様は素敵ですわ〜!」みたいなリアクション。

 

そんなかけがえのない友達との生活もついに最終日。

舞踏会で素敵なダンスを踊り切って、いよいよ最後の夜を迎えます。

 

 

テイラーとの過去をヴァイオレットに打ち明けるイザベラ。

それを聞いたヴァイオレットは、テイラーへ手紙を出さないか?と提案します。

 

ヴァイオレット「手紙を書きませんか? 手紙だと届けられるのです。普段言えない、心の内も」

 

そして大切な妹への想いを込めた手紙が完成し、別れの朝。

 

イザベラ「…また会えるよね?」

ヴァイオレット「それはわかりません…」

ヴァイオレット「でも、お客様がお望みなら、どこでも駆けつけます」

 

妹への想いが綴られたイザベラの手紙はベネディクトに託されました。

 

ねこぞー
ねこぞー
今作はベネディクトが第二の主役と言っても過言ではないほど活躍します。めちゃくちゃかっこよかったです。

 

ある晴れた日。

孤児院を訪ねるベネディクト。

庭で遊ぶ子供たちの中から、イザベラの生き別れの妹「テイラー」を見つけます。

2通の手紙を渡してさっさと帰ろうとしますが…

他の孤児から「テイラーは文字が読めない」と教えてもらいます。

ベネディクトは「やれやれ…」と言った感じながらも

孤児院の軒先にテイラーと2人で腰掛けて手紙を読んであげることに。

 

1通目━━

ヴァイオレットからテイラーへの手紙。

「何か困ったことがあったら私を頼ってください」

 

2通目━━

イザベラからテイラーへの手紙。

 

ねこぞー
ねこぞー
手紙の内容は伏せておきます。ちなみにこのシーンは、映画の中で2番目に大号泣しました。この文章を打ち込みながら目頭が熱くなっています…

 

超感動的なシーンで前半パートが終わります。

 

後半:テイラー編のハイライト

3年後。

少しだけ成長したテイラーが孤児院を抜け出してC.H郵便社を訪ねてきます。

C.H郵便社:ヴァイオレットやベネディクトが働く郵便会社

そうです、3年前にヴァイオレットから受け取った手紙を頼りに訪ねてきたんですね。

 

そしてテイラーは

「ここで働かせて欲しい!」

と懇願します。

 

 

はじめての友達の妹が懇願している訳ですから、ヴァイオレットも一緒になって社長に頼み込みます。

(このシーン、テイラーもヴァイオレットもめちゃくちゃかわいいです)

 

孤児院に連絡をとるまでの間だけ、という条件付きで、見習いとして働く許可がおります。

ここで衝撃だったのは、テイラーがベネディクトと同じ郵便配達人ゆうびんはいたつにんの見習いを希望したこと。

物語の流れだと、ヴァイオレットに師事してドールを目指す流れだったんですけどね。

なぜ配達員なのか?

その理由はもう少しあとでわかります。

 

このですね、テイラーの性格というか、雰囲気がとんでもなくかわいいんですよ。

イザベラが陰だとすれば、テイラーは間違いなく陽。

目を細めないと直視できないほど眩しいキャラです。

(泣きっぱなしなんで目は細まってたんですけどね)

トトロに出てくるメイちゃんからワガママを引いて素直にした感じ。

はい、ただの天使ですね。

 

渋々ながらもテイラーを連れて配達にでかけるベネディクト。

文字が読めないテイラーは配達先もわかりませんので、一生懸命にベネディクトについていきます。

夕暮れ。

1日の配達が終わると、テイラーはベネディクトを羨望の眼差しで見つめます。

それまでテイラーはベネディクトのことを「にいに」と呼んでいましたが、ついに「師匠」と呼ばれることに。

ばつが悪そうなベネディクトが「なぜ郵便配達人なんだ?」と訪ねると

 

テイラー「郵便配達人が運ぶのは、幸せだから!」

 

テイラーは、3年前にベネディクトが届けてくれた手紙は「幸せ」だった、と。

自分でも幸せを届ける配達人になりたい。

その想いに駆られて孤児院を飛び出したんですね。

 

ヴァイオレットは文字が読めないテイラーに読み書きを教えてあげます。

 

そうして郵便配達人の見習いにも慣れてきた頃。

ひょんな事がきっかけで、ヴァイオレットがテイラーに新品の洋服をプレゼントします。

孤児院で育ったテイラーは今までお下がりばかりだったので大喜び。

 

テイラー「あと、このぬいぐるみもねえねにもらったから。大事大事!」

 

 

それは昔、イザベラが作ってテイラーにプレゼントしたクマのぬいぐるみでした。

もう古くなってしまったぬいぐるみを大切そうに抱きかかえながら

「ねえねと一緒にいたときのこと、もうほとんど忘れちゃったよ…」

テイラーが寂しそうにつぶやきます。

 

その姿を見たヴァイオレットは、テイラーに手紙を書かないか?と提案します。

でも文字が書けないから、と遠慮するテイラーですが

「お手伝いしますので」

ヴァイオレットに促されて手紙を書く決心をします。

 

 

手紙が完成した朝、C.H郵便社の社長室にベネディクトが呼び出されます。

テイラーが言い出しづらそうにしながら、それでも頑張ってベネディクトに伝えます。

 

テイラー「この手紙を、ねえねに届けたい!」

 

実は、現時点でイザベラの消息は不明になっています。

3年前に別れたあと、しばらくはヴァイオレットと手紙のやりとりがあったそうですが、現在はそれも途絶えてしまっている状況。

イザベラに手紙を届けるためには、まず所在を調査する必要があります。

 

ベネディクト「届かなくていい手紙なんて、ねぇからな」

 

渋々ながらも、ある条件付きでベネディクトが「調査と配達」を請け負います。

ねこぞー
ねこぞー
ここも泣きました。ベネディクトかっけぇよぉおお!

 

朝も夜もなくイザベラを探し続けるベネディクト。

そしてようやく所在を突き止めます。

 

手紙を届けるために事務所を出発するテイラーとベネディクト。

ヴァイオレットは2人を見送ります。

 

ヴァイオレット「想いが、どうか、届きますように」

 

そして私が最も泣いたラストシーンにつながっていきます。

ここもぜひ劇場で見て欲しいので内容は伏せますね!

 

もちろん、ここまでしっかり読んでくださった方ならある程度の予想はつくと思いますが…

その予想を上回るから名作なんですね!

 

感想パートは以上です。

ここからは、個人的に気になった部分を掘り下げて考察していきます。

映画を見ていない方が見ても「???」なコンテンツなので…

まだ本編を見ていない方は、ぜひ劇場でご覧になってから読んでくださいね。

劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」の考察

今後も気づいたことがあったら随時追加していきます。

なぜヴァイオレットは同行しなかったのか?

テイラーとベネディクトがイザベラに手紙を届けにいくシーン。

個人的にはヴァイオレットがテイラーを連れていくか、または同行しなかったことに物凄く違和感を覚えました。

ねこぞーの考察

前半パートのラストで「お客様がお望みなら、どこでも駆けつけます」とヴァイオレットは言いました。

そして、3年後にはしばらく続いていた手紙のやりとりが途絶えていた、という描写があります。

つまり、イザベラはヴァイオレットに会うことを望んでいなかった、とヴァイオレットが解釈していたのかな?と感じました。

そのため、イザベラが直接望まない限り、ヴァイオレット自らが出向くのは微妙だと考えたのではないでしょうか?

ねこぞー
ねこぞー
きっとヴァイオレットもイザベラにめちゃくちゃ会いたかったと思うんですよね〜

なぜテイラーはイザベラに会わなかったのか?

ラストでベネディクトがイザベラに手紙を渡したシーン。

このシーンではだいぶ強めに

ねこぞー
ねこぞー
なぜ!?なにゆへ!?Why!?!?会って行こうよ!せっかく会えるんだよ!もう目の前にいるんだよぉぉお!

ってなりました。もどかしすぎて涙が止まらなかったです。

(あ、ラストシーンにちょっと触れてしまった…)

ねこぞーの考察

テイラーが孤児院に預けられたとき、おそらくヨーク家側の人間から「姉に会ってはいけない」と何度も何度も言われていた可能性があると思いました。

そして、テイラーはこの時点では孤児院を脱走してきていますので、そんな状況でイザベラに会えば、姉に迷惑をかけてしまうのでは?と考えていた可能性があります。

もしですよ、もし仮に、本当にそうだとすると…テイラーはめちゃくちゃ我慢したと思うんですよね。

イザベラに抱きつきたくて仕方なかったはずです。

実際に大粒の涙をこぼしていましたし。

ベネディクトも泣きながら「おいおい、出てきてもいいんだぜ!?」って思っていたはず。

それでも姉のことを思って、最後まで耐え切ったテイラーって、もはや天使でしかないですね???

気になった方はぜひ劇場で見てください!|劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」感想まとめ

本記事では、劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」の感想と考察を書きました。

 

私はエンドロールが流れた後、Cパートが始まることにとても期待していました。

つまりは、成長して立派な配達人になったテイラーとエイミーの後日談が見たかったんです。

 

結局、Cパートはありませんでしたね。

映画をご覧になった方なら、この気持ちわかってもらえますでしょうか?

 

たぶん、たぶんですけど、3週目の入場特典でもらえる小説でそのあたりの事が綴られるんですかね…

いずれにしても入場特典の小説を揃えたいですし、あと1,2回は確実に見に行きます。

というか、この記事を書きながら何度も泣いてます。

ほんとに名作です。

少しでも気になった方はぜひ劇場に足を運んでくださいね♪

 

ありがとう、京都アニメーション!!!

 

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

少しでも共感していただけたら、この記事をシェアしていただけると泣いて喜びます。

 

入場特典や配布小説の考察などは下記の記事で詳しく書いています。

https://vod-queen.com/violet_gaiden_news/

延期にはなってしまいましたが、外伝ではない映画版も鋭意製作中とのこと!詳細は下記の公式サイトからどうぞ。

Staff
原作暁 佳奈
監督藤田春香
監修石立太一
シリーズ構成吉田玲子
脚本鈴木貴昭・浦畑達彦
キャラクターデザイン
総作画監督
高瀬亜貴子
世界観設定鈴木貴昭
美術監督渡邊美希子
3D美術鵜ノ口穣二
色彩設定米田侑加
小物設定高橋博行
撮影監督船本孝平
3D監督山本 倫
音楽監督鶴岡陽太
音楽Evan Call
アニメーション制作京都アニメーション
主題歌「エイミー」茅原実里
制作ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
配給松竹

京都アニメーションの火災でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し,御遺族のみなさまにお悔やみ申し上げます。負傷された皆様の一日も早い御回復をお祈りいたします。

POSTED COMMENT

  1. もえ より:

    特典はまずはシャルロッテでした。
    次はレディースデーに行くつもりです。
    3週間だからキツイです。。。 

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